プロキャプチャーモード撮影の機能と野鳥写真の作例

プロキャプチャーモード撮影の機能と野鳥写真の作例

OM-1 Mark IIやその他OM SYSTEMのミラーレスカメラに搭載されているプロキャプチャーモード

プロキャプチャーモードとは、シャッターボタンを半押してシャッターを切ると、シャッターを切った瞬間の前後の被写体が撮影できるという機能のこと。

シャッターを切った前の撮影も記録されるので、動きの読めない野鳥などのシャッターチャンスを見逃しません。

カワセミが飛び立つ瞬間、鴨の羽ばたきの瞬間を撮る際に便利な機能です。

OM-1 Mark II

プロキャプチャー撮影の仕組み

OM SYSTEMのプロキャプチャーモードは、他のカメラメーカーのカメラにも搭載されている機種が増えてきています。

他のメーカーでは、プリ連写、プリ撮影などと呼ばれています。

プロキャプチャーモードの仕組みは単純。

シャッターを半押しすると、電子シャッターによる連写が開始されます。シャッター半押し状態では撮影された画像データを記録しつつ、古い撮影画像データを消去、を繰り返します。

シャッターを全押しすると、全押ししてから設定枚数の前後の画像データがメモリーカードに保存されるという仕組みです。

瞬間を確実にとらえる、二度とない瞬間を逃さない高速性能|OM-1 Mark II

OM-1 Mark IIでは、AF/AE追従で 50コマ/秒、AF/AE固定で 120コマ/秒の高速連写が可能です。

ちなみに、AFはオートフォーカス、AEとはオート露出のことです。

電子シャッター撮影のローリングシャッターの歪み

動体撮影における電子シャッター撮影ではローリングシャッターの歪みという現象が起きます。

電子シャッターは、捉えた被写体全体を全て瞬時に露光読みだしを行うわけではなく、画像センサーの縦方向に順番に露光読みだしを行います。

よって読み出し開始から読み出し終了の間に時間差が生じ、この時間差によって高速で動く被写体が歪んでしまいます。この現象をローリングシャッターの歪みと呼びます。

プロキャプチャーモードは電子シャッターを使用しているので、動体撮影ではローリングシャッターの歪みが生じます。

このローリングシャッターの歪みを解決すべく、開発されたのが積層型センサー。高速で読み出しができるので、被写体の歪みを極力抑えることができるというわけ。

ただし、積層型センサーでもタイムラグは発生しますので、完全に歪まないわけではないです。

ちなみに、グローバルシャッターを採用したSONYのαZ9IIIではタイムラグがない仕組みなので、ローリングシャッターの歪みは生じません。

OM-1、OM-1 Mark II、OM-3は積層型センサーを搭載。ローリングシャッターの歪みを極力抑えています。

プロキャプチャーモードでもローリングシャッターの歪みはほとんど目立ちません。

プロキャプチャーモードを使用する時の注意点

プロキャプチャーモードを使用して撮影する際の注意点としては以下の2点。

  • バッテリーの減りが速い
  • 短時間で繰り返し撮影するとバッファーメモリが詰まる
  • SDカードのメモリがオーバーになる
  • 三脚を使った方が良い

バッテリーの減り

プロキャプチャーモードを使用するとバッテリーの減りが速いです。

プロキャプチャーモードでシャッターボタンを半押ししていると、常に連写で撮影を続けている状態です。

なのでバッテリーはどんどん消耗していきます。

通常撮影ですと、満タン状態のバッテリー1本でほぼ1日持ちますが、プロキャプチャーモードを使う機会が多いとバッテリーを取り換えることが多いです。

プロキャプチャーモードを使う時は予備のバッテリーを用意しておくことをオススメします。

バッファーメモリーの詰まり

プロキャプチャーモードでは多量のデータを処理しますので、短時間でプロキャプチャーモードを繰り返すとデータの処理が追い付かずバッファーメモリーが詰まってしまい、撮りたかった瞬間の写真が撮れていないことがあります。

プロキャプチャーモードを使用する時はバッファーメモリーの詰まりを意識して撮影することは重要です。

SDカードのメモリーが容量オーバーに

プロキャプチャーモードの撮影は連写なので大量の画像を作成します。なのでプロキャプチャーモード撮影を多用しますとSDカードのメモリーが早いタイミングで容量オーバーになります。

SDカードも予備を用意しておくのがオススメです。

プロキャプチャーモード撮影は三脚を使うのがオススメ

野鳥は思った通りに動いてくれません。

プロキャプチャーモードで野鳥が飛び立つシーンを撮ろうとシャッターボタンを半押しして待っていても、なかなか飛び立ちません。

手持ちで半押し状態で長時間待つのはしんどいです。疲れて手を降ろした瞬間に飛び立つというのは、あるある。

三脚を使えば待ち時間も楽ちんです。

プロキャプチャーモードで撮った野鳥写真の作例

私がプロキャプチャーモードで撮った野鳥撮影の作例を紹介します。

なお、作例写真にはOM-D EM5MarkIIIで撮影した写真も載せています。

チョウゲンボウが飛び立つシーン

チョウゲンボウがポールにとまっていたので、プロキャプチャーモードに設定して飛び立つのを待ちました。

チョウゲンボウが飛び立つ瞬間が撮影できました。

チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063
チョウゲンボウ
EM5MarkIII, ED100-400F5063

私の場合、基本は手持ち撮影です。猛禽類はいったん枝などにとまったらジッとしていることが多く、なかなか飛び立ちません。

半押し状態でかなり待ったので、腕がかなり疲れました。

ちなみにOM-D EM5MarkIIIは積層型センサーではないですが、チョウゲンボウのシーンではローリングシャッターの歪みは見られていません。

ヒレンジャクが飛び立つシーン

桜の木にたくさんのヒレンジャク、キレンジャクがやって来たときに撮った写真です。

プロキャプチャーモードで撮影し、ヒレンジャクが隣の桜の木の枝に飛び渡るシーンが撮れました。

ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063
ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063
ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063
ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063
ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063
ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063
ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063
ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063
ヒレンジャク
EM5MarkIII, ED100-400F5063

桜の木で食事をするヒレンジャクやキレンジャクはジッとしていないので、プロキャプチャーモード撮影しているだけで自然に撮れました。

ミサゴの糞ミサイルのシーン

ミサゴが糞を放つ、ミサゴの糞ミサイルのシーンです。

ミサゴが飛び立つシーンを撮りたくてプロキャプチャーモードで撮影していたら、いきなり糞をしたので慌ててシャッターを押し込みました。

プロキャプチャーモードを使っていなかったら、私の反射神経では撮ることはできなかったと思います。

ミサゴの糞ミサイル
OM-1, ED100-400F5063
ミサゴの糞ミサイル
OM-1, ED100-400F5063
ミサゴの糞ミサイル
OM-1, ED100-400F5063
ミサゴの糞ミサイル
OM-1, ED100-400F5063

この時はミサゴが飛び立つシーンを撮りたくて、プロキャプチャーモードでずっと待つこと2時間。棒の上にとまってなかなか飛び立たず、バッテリーが消耗してヤバかったです。

辛抱強く待った結果、ミサゴが飛び立つシーンではなくてミサゴの糞ミサイルが撮れました(^^;)

便秘気味でお腹の調子が悪くてジッとしていたのかもしれません。

まとめ

野鳥撮影に便利な機能プロキャプチャー撮影(他のメーカーでは、プリ連写、プリ撮影などと呼ぶ)。

シャッターボタンを押す前後のシーンが画像として記録されるので、人の反射神経では撮りにくい野鳥の希少な写真を撮ることができます。

ただし、忍耐力は必要。

プロキャプチャー撮影を行う場合は、予備のバッテリーやSDカードを用意するほか、三脚を使うのがオススメです。

プロキャプチャーは電子シャッターを使うので、積層型センサーを搭載するOM-1やOM-1 MarkIIはプロキャプチャー撮影に相性の良いミラーレスカメラです。

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