長年愛用し続けたオリンパス(現OM SYSTEM)のOM-D EM-5 Mark III。すでに生産中止となっており、そろそろ買い替え時期かと。
そこで今回新たに買ったのが、OM SYSTEMのOM-1 Mark II。
今年2024年2月に発売されたOM SYSTEMのフラッグシップモデルです。
鳥瞳AFと積層型センサー、プロキャプチャーがOM-1 MarkIIを購入した理由
今回、新たなカメラを購入するにあたり、鳥瞳AFは欲しいと思っていました。鳥瞳AFはいろんな機種に搭載されてきました。
実はいろいろと悩みました。鳥瞳AF搭載のフルサイズでもいいんじゃないかと。
でも、読み出し速度の速い積層型センサーを搭載し、プロキャプチャーのあるミラーレスカメラってあまりないんですよね。
プロキャプチャーとは、シャッターを半押した状態で待ち、そしてシャッターを全押しすると、全押しした瞬間からさかのぼって過去の数十枚の画像を記録してくれるという便利な機能です。
過去にさかのぼって記録してくれるので、野鳥の飛び立つシーンなどでシャッターチャンスを逃しません。
プロキャプチャーは電子シャッターを使用していて、非積層型センサーのミラーレスカメラですとローリングシャッターの歪みが心配です。
ローリングシャッターの歪みとは、電子シャッターで起こる、高速の被写体を撮影すると歪んで写ってしまう現象のことです。
積層型センサーは読み出し速度が速いため、ローリングシャッターの歪みが極力抑えられます。(まったく起こらないわけではない)
積層型センサーを採用してプロキャプチャーを搭載しているミラーレスカメラは、知っている限り、OM SYSTEMのOM-1とOM-1 MarkII、NIKONのZ9とZ8、SONYのα9III、FUJIFILUMのX-H2Sです。
・・・そうそうたるカメラたち。
Z9とα9IIIはその価格からさすがに手が出ず、Z8はデカイので手軽さからはかけはなれており、X-H2SはフルサイズカメラのラインナップのないFUJIFILM。
ということで選択肢はOM-1 かOM-1 MarkII。初代のOM-1は高コスパですが、せっかくならばと新型のOM-1 MarkIIを選択したわけです。
OM-1 Mark IIで使いたい機能のライブNDとライブGND
プロキャプチャーの他に使いたい機能が、OM-1 Mark IIのライブNDとグラーデーションND(ライブGND)。
ライブNDは、 NDフィルター (減光フィルター) を使ったようにスローシャッターで露出オーバーにならないようにする機能。複数の画像を合成することでスローシャッター効果を得る仕組みとなっています。
明るい場所でシャッター速度をスローにする場合、 光を取り込みすぎて露出オーバー(全体が白くなる)になっていまいます。通常はレンズにNDフィルターを付けて減光して撮影します。 ライブNDを使うとNDフィルターが必要ないというわけです。
今回、OM-1 Mark IIで新たに搭載されたのがライブGND。ライブGNDとは、ハーフNDフィルターの効果を得られる新機能。
ハーフNDフィルターは、明暗差が大きい被写体を撮るときに使うアイテム。明暗差が大きすぎると、白とびや黒ツブレが起きます。この明暗差を改善して白とびや黒ツブレを抑えるのがハーフNDフィルターの役割。
このハーフNDフィルター効果をフィルターなしで、カメラだけでハーフND効果得ることができるのが、ライブGND。
被写体の明暗差が大きすぎてイメージしているような写真に撮れないことは結構多いです。このライブGNDが使えると、RAW現像でデータをいじることなく、イメージに近い写真が撮れそうです。
まとめ
今回、新たにOM-1 MarkIIを購入しました。決め手は、鳥瞳AF、積層型センサー、プロキャプチャーと手軽さです。
実はOM-1 MarkIIはまだ手元にはありません。
届くのが楽しみです。