【M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の紹介】風景撮影から野鳥撮影までOKのオールマイティレンズ

レンズ
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1年半以上、OM-D E-M5 markⅢのメインレンズとして愛用しているM.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3を紹介します

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3は、35mm判換算で24mm-400mm。広域から望遠までこなすオールマイティなレンズ。

望遠レンズとしてはちょっと物足りなさは感じますが、軽いし、コンパクトなので気軽に持ち運べます。風景撮影から野鳥撮影までこなしてくれるのでとても重宝するレンズです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の購入の際に広域側は24mmなので心配する方はいないと思いますが、望遠側がどんな感じなのか写真を載せて紹介します。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の仕様

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の主な仕様は以下の通りです。

焦点距離12-200mm(35mm判換算24-400mm相当)
防滴処理保護等級1級(IPX1)
最大口径比F3.5 (12mm) – F6.3 (200mm)
最小口径比F22
大きさ 最大径 x 全長⌀77.5 x 99.7mm
質量455g

焦点距離は35mm換算で24-400mm相当。F値は3.5~22。

防滴処理が施されており、重量は455gと400mm相当の焦点距離のレンズとしては軽量な部類です。

他、詳細は公式サイトで。

主な仕様 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 | 交換レンズ M.ZUIKO | オリンパス:カメラ、オーディオ、双眼鏡 (olympus-imaging.jp)

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3のワイド端とテレ端の野鳥写真比較

OM-DE-M5Mark3

下記の画像はOM-D E-M5 markⅢ+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3でホオジロを撮影した写真です。撮影環境は、晴れで逆光気味の状況。

画像は上から順番に35mm判換算で①24mm相当、②100mm相当、③200mm相当、④400mm相当、⑤800mm相当(デジタルズーム×2)。

⑤は、④35mm判換算で400mm相当をデジタルズーム(カメラの機能)を使って2倍に拡大したものです。

最後は⑥35mm判換算400mm相当をトリミングしたものになります。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の野鳥写真作例
①35mm判換算24mm相当
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の野鳥写真作例
②35mm判換算で100mm相当
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の野鳥写真作例
③35mm判換算で200mm相当
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の野鳥写真作例
④35mm判換算で400mm相当
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の野鳥写真作例
⑤35mm判換算で800mm相当(デジタルズーム×2)
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の野鳥写真作例
⑥35mm判換算400mm相当の画像をトリミング

①のワイド端(35mm判換算で24mm相当)ですとホオジロがどこにいるか分かりませんが、④のテレ端(35mm判換算で400mm相当)で撮影するとしっかりとホオジロと分かるくらいのレベルの画像に。

テレ端にしてさらにデジタルズーム2倍で撮影しますとかなり拡大します。逆光ではなく順光であれば、もっと画像の解像度が上がるはずです。

⑥のトリミング後の画像も個人的には問題のないレベル。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3のワイド端とテレ端の風景写真比較

次は風景写真の実例として、大阪城のワイド端とテレ端の画像を比較してみます。

画像は上から順番に35mm判換算で①24mm相当、②100mm相当、③200mm相当、④400mm相当、⑤800mm相当(デジタルズーム×2)。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の風景写真作例
 ①35mm判換算で24mm相当
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の風景写真作例
②35mm判換算で100mm相当
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の風景写真作例
③35mm判換算で200mm相当
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の風景写真作例
④35mm判換算で400mm相当
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3の風景写真作例
⑤35mm判換算で800mm相当(デジタルズーム×2)

ワイド端では石垣を含めた大阪城の全体像、テレ端では大阪城のしゃちほこまでバッチリ撮影することができました。

このレンズ1本で幅広い撮影ができることが分かると思います。

野鳥撮影では解像度が厳しい場合も

おおむねM.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3は満足してはいますが、不満もあります。

それは野鳥撮影ではトリミングの際に解像度が低い場合があることです。

暗い環境で遠いと顕著です。トリミングすると満足できない不十分な解像度であることがあります。

これはレンズの性能なのかもしれませんし、画像センサが小さいマイクロフォーサーズの宿命なのかもしれません。

明るく野鳥に寄ることができれば、トリミングしても個人的には気にならない前述の画像のような解像度であることが多いですが。

レンズの重さは455gでカメラとの総重量は869g!超軽量!

ED 12-200mm F3.5-6.3の重量は455g。OM-D E-M5 markⅢのカメラ本体の重量(本体+バッテリー+SDカード)は455g。カメラ+レンズの総重量は869g。

35mm判換算で400mm相当の撮影ができるレンズとカメラ本体の組み合わせで900gにも満たない重量は、レンズ交換式のカメラとしては超軽量の組み合わせといえます。

しかも24mmの広角撮影もできるのは凄いの一言。

ED 12-200mm F3.5-6.3の全長は9.97cm。サイズもコンパクトなので持ち運びに優れています。

プロレンズや単焦点レンズに比べると解像度が低目で、超望遠レンズに比べると野鳥に寄ることができないため、中途半端なレンズの感じは否めません。

でも逆に広範囲に撮影ができるので撮影の守備範囲が広く、コンパクト・軽量なため持ち運びに苦労しない手軽さがあるので、長く写真撮影が楽しめるレンズと言えます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3のまとめ

風景撮影から野鳥撮影まで楽しめるレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3。

軽量でコンパクトな機動性に優れたレンズなので、旅行や登山など気軽に持っていけ、時には風景を、時には野鳥を、撮影出来て重宝します。

解像度を重要とするユーザーには向かないですが、ブログやSNSで楽しむレベルの画像で問題ないならば十分なレンズであると思います。

マイクロフォーサーズのカメラを持っているユーザーならば、このレンズ1本持っていればめちゃ重宝するはずです。

ちなみにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3には純正の保護フィルター(プロテクトフィルター ZUIKO PRF-ZD72 PRO)を取り付けています。保護フィルターを付けておけば、万が一、何かにぶつけてもレンズ自体が接触しないので、レンズの傷や破損を防ぐことができ安心できます。



*追記:野鳥撮影をグレードアップするために、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISを購入しました!レビューしましたのでご参考に。

>>【M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISのレビュー】野鳥撮影用に購入



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