野鳥撮影の始め方ですが、もちろん難しいことはなく、カメラがあれば誰でも始めることができます。
ただスマホでは野鳥の撮影は厳しいですし、そもそも野鳥がいるところでなければ撮影はできません。
その辺をちょっと解説します。
野鳥撮影のアイテム
野鳥撮影の始め方その1、野鳥撮影に必要なアイテムです。
まずは野鳥撮影に必要なアイテムを揃えます。
必須アイテム
野鳥撮影に必要なアイテムは次の通り。
- カメラ
- レンズ
- データ記録用メモリ(SDカードなど)
- バッテリー(カメラ用)
まずは、これだけあれば野鳥撮影は可能です。
カメラ
野鳥撮影は、カメラがあればOK。・・・当たり前(笑)
ただし、野鳥に近づきすぎると野鳥は逃げてしまいますから、スマホだとかなり厳しい。
スマホ画面をピンチアウトして画像を拡大してもたぶん厳しい。撮れるとしたら人馴れしているドバトくらいでしょうか。
望遠撮影できるカメラを使う必要があります。家に30倍ほどの望遠ズーム機能のコンデジがあったらそれでもOK。
ファインダーのないコンデジですと、ちょこまか動く小鳥の撮影は難しいですが、枝に止まった小鳥、池で浮かぶ大型の水鳥だったら撮影はできます。
でもオススメはファインダーが付いた望遠出来るカメラです。
ファインダーがなく液晶モニター画面だけですと、明るい場所で液晶画面が見にくかったり、手振れしやすくて撮影が難しい場面があります。
また一般的なコンデジは画像センサーが小さいです。なので暗い場所に弱い。
オススメは、画像センサーが大きい(フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズ)レンズ交換式の一眼カメラになります。
カメラ選びの詳細は以下の記事で。
>>未経験者・初心者にオススメの鳥AF(オートフォーカス)搭載のミラーレスカメラ ベスト7選
>>もっと手軽に野鳥撮影を始めたい!低予算で始めるカメラとレンズのセット
レンズ
レンズ交換式の一眼カメラは、これも当たり前ですが、レンズが必要です。
レンズ交換式の一眼カメラは、レンズキット販売のものではない場合、レンズは付いていません。
中古のカメラを購入する際にもレンズが付いているか注意です。
レンズは35mm判換算で300mm以上のレンズは欲しいところ。これでも小さい野鳥の撮影では多分シンドイ。ただデジタルズームやトリミングすればなんとかなります。
レンズ一帯式のカメラの場合は、もちろんレンズは必要ありません。
レンズ選びの詳細は以下の記事で。
データ記録用メモリーカード(SDカードなど)
デジカメの場合、撮った写真は電子データとして記憶されます。その電子データを保存する記憶媒体としてデータ記憶用メモリが必要です。つまり、SDカードのことです。
通常はデジカメにはSDカードは付いていないので、別途用意する必要があります。(デジカメ購入の際にサービスでつけてもらうのも良いかも)
細かいことを話すと記憶用メモリーカードにもいろんな種類がありますが、ほとんどのデジカメは今はSDカードが使えるはずです。
実は一般的にSDカードと呼んでいるものには、厳密には、SDカードの他に、SDHCカード、SDXCカードがあります。
記憶容量やデータの転送速度が違います。
お金に余裕があれば、なるべく記憶容量が多くて転送速度が速いカードを購入するのが便利で良いです。
ただし、デジカメの仕様によっては使えないカードもあるので、自分のデジカメに使えるか確認して購入します。
メモリーカード(SDカード)の選び方の詳細は以下の記事で。
なお、上位機種のデジカメにはCFexpressカードという高速のメモリーカードが使える機種が多いです。
購入するデジカメの仕様に合わせてメモリーカードを選びます。
バッテリー
デジカメには専用のバッテリーが必要です。
通常はデジカメに一個バッテリーが付いているので、改めて購入する必要はありません。
ただし、パシャパシャ写真を撮っているとすぐにバッテリーが消耗してしまうので予備を買っておくのをオススメします。
なお、中古のデジカメにはバッテリーがついてない可能性もあるので、中古デジカメを購入する際には確認した方が良いです。
あれば野鳥撮影に便利なアイテム
必須ではないですが、あれば野鳥撮影に便利なアイテムが次のアイテムです。
- ストラップ
- カメラ用一脚・三脚
- 双眼鏡
- 野鳥図鑑
- リュック
ストラップ
あれば便利なアイテムとしましたが、ストラップは必須アイテムと言っても良いかも。
ストラップをカメラに付けて、首や肩にかけたり、手で持ったりします。ストラップがないとカメラを落としてしまう可能性が高まり危険です。
ちなみに、カメラに付属しているストラップで十分使えます。
カメラ用一脚・三脚
カメラにもよりますが、野鳥撮影でカメラに望遠レンズをつけると重量がかなり重くなります。
野鳥撮影では、野鳥が来るのをじっと待つことが多く、手持ちだと結構シンドイことがあります。
なので一脚や三脚があると便利です。
また手振れを防止するにも一脚や三脚の使用は有効です。
ただコンデジであれば軽い機種が多く、レンズ交換式一眼カメラでもカメラとレンズの組み合わせによっては重くないパターンもあるので、一脚や三脚が必須というわけではありません。
私もまだ一脚や三脚は持っていません。欲しいですけど、今のところはほぼ問題はなく撮影出来ています。
三脚は結構重量がありますし、野鳥撮影に持っていくと機動力が落ちるというデメリットもあるので、必要に応じて購入という感じでしょうか。
双眼鏡
双眼鏡もあると便利です。
遠くで鳴いている野鳥を探すのに便利ですし、野鳥の種類を確認するにも使えます。
でも必須ではないです。カメラの望遠で確認するという手もあるので。
双眼鏡を持っていると荷物がかさばりますしね。
リュック
野鳥のカメラ撮影には両手を使うので、荷物を入れる鞄は両手が空くリュックタイプがオススメです。
可能であれば、カメラ専用のリュックが便利です。
普通の鞄やリュックですと、カメラやレンズが取り出しにくいです。
ただ、カメラ以外に荷物がなければ鞄もリュックも必要ないので必須アイテムではないです。
野鳥図鑑
野鳥図鑑はあれば野鳥の識別に便利というだけ。
わざわざ現地で野鳥の識別をする必要はないですし、荷物になるので必須ではありません。
野鳥の種類が気になったらスマホで検索すればいいので。
以下の記事でオススメの野鳥図鑑を紹介しています。
野鳥のいる場所
野鳥撮影の始め方その2です。
野鳥がいない場所に行っても撮影は不可能です。これも当たり前。
野鳥がいる場所を知る必要があります。
ただ幸運なことに、わざわざ山奥や広い河川敷に行かなくても野鳥は身近な場所に結構います。
公園や近所の神社や田んぼにも野鳥はいるハズ。
レアな野鳥はなかなかいませんが。
これから野鳥撮影を始める方は、まずは手始めに近所で野鳥探索してみることをオススメします。
ちなみにスズメやツバメ、カラスも野鳥です。
鳥見・野鳥撮影に役立つ書籍
鳥見や野鳥撮影に役立つ書籍を紹介しています。記事は以下の通り。
デジタルカメラ撮影の超基本を勉強したい人にオススメの一冊。漫画なので読みやすい。
>>鳥見入門書「今日からはじめるばーどらいふ!」漫画なので読みやすい
鳥見(バードウォッチング)の入門書。鳥見から野鳥撮影まで幅広い情報が取得できます。漫画なので理解しやすい。
野鳥撮影の始め方のまとめ
望遠可能なカメラは必須。
家に望遠機能のあるコンデジを持っていれば、まずはコンデジで試してみるのもOK。
また野鳥は身近にもいるはずです。手始めは、遠出をせず近所で野鳥探しをするのがオススメ。
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