野鳥撮影で使いたい上級モデルのミラーレスカメラベスト5選

野鳥撮影 カメラ
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エントリークラス、ミドルクラスのコスパの高いミラーレスカメラで野鳥撮影をしていると、物足りなくなってきます。

次のステップとしてプロ・ハイアマチュア上級モデルのミラーレスカメラが欲しくなってきます。

今回、野鳥撮影に最適な上級モデルのミラーレスカメラをあらためて調べてみました。

スペックから野鳥撮影に最適なミラーレスカメラを独断と偏見で評価し、上級ミラーレスカメラ5選をシェアします。

上級モデルミラーレスカメラのベスト5選

野鳥撮影に最適なミラーレスカメラとして、今回は以下の性能を特に重視しました。

  • イメージセンサーが積層型か
  • 鳥認識AF
  • 画素数
  • 重量
  • 価格

動く被写体を撮るなら、記録速度が速い積層型イメージセンサーが有利です。

野鳥撮影するなら鳥認識AFはあった方がベター。

高画素機は被写体のトリミング耐性が高いのでオススメ。

重量は軽いことに越したことはないです。

価格も安い方がベター。

連写速度やEVF(電子ファインダー)に関しては、上位モデルのミラーレスカメラはおおむね性能が良いので、評価への影響は少ないです。

性能を比較し、検証した結果、独断と偏見で以下をベスト5選としました。

  • 1位 α1 II,SONY
  • 2位 EOS R5 Mark II, CANON
  • 3位 Z8, NIKON
  • 4位 X-H2S, FUJIFILM
  • 5位 OM-1 Mark II
機種α1 IIEOS
R5 Mark II
Z8X-H2SOM-1 Mark II
メーカー
マウント
SONY
Eマウント
CANON
RFマウント
NIKONFUJIFILMOM SYSTEM
イメージセンサーフルサイズ
裏面照射積層型
フルサイズ
裏面照射積層型
フルサイズ
裏面照射積層型
APS-C
裏面照射積層型 
m4/3
裏面照射積層型
画像処理エンジンBIONZ XRDIGIC X,
DIGIC Accelerator
EXPEED 7X-Processor 5TruePic X
有効画素数約5010万約4500万4571万約2616万約2037万
常用ISO感度100~32000100~5120064~2560064~6400LOW~25600
拡張ISO感度
(上限)
10240010240010240025600102400
AF 被写体認識オート、人物、動物、鳥、
昆虫、車、
列車、飛行機
人物、動物(犬・猫・鳥・馬)、
乗り物(モータースポーツ[車・バイク]・鉄道・飛行機[ジェット機・ヘリコプター])
人物、動物(犬、猫、鳥)、乗り物(車、バイク、自転車、列車、飛行機)人物・動物・鳥・車・バイク&自転車・飛行機・電車人物 / 車、
オートバイ /
飛行機、ヘリコプター / 電車、汽車 / 鳥 /
動物 (犬、猫)
プロキャプチャー機能
(プリ撮影)

(プリ連続撮影)

(プリキャプチャー)

(プリ撮影)

(プロキャプチャー)
SS(メカ) 1/8000-30秒1/8000-30秒なし1/8000-30秒1/8000-60秒
SS(電子)1/32000-30 秒1/32000-30秒1/32000~30秒1/32000~15分1/32000-60秒
重量約743g約746g約910g約660g599g
ファインダー約944万ドット約576万ドット約369万ドット約576万ドット約576万ドット
モニター3.2型
約210万ドット
タッチパネル
4軸のマルチアングル
3.2型
約210万ドット
タッチパネル
バリアングル
3.2型
約210万ドット
タッチパネル
縦横4軸チルト
3.0型
約162万ドット
タッチパネル
バリアングル
3.0型
約162万ドット
タッチパネル
バリアングル
ボディ内手振れ補正5軸手ぶれ補正
(中央8.5段・周辺7.0段)
5軸手ぶれ補正
(中央8.5段・周辺7.5段)
5軸手ぶれ補正
(最大6.0段)
5軸手ぶれ補正
(最大7.0段)
5軸手ぶれ補正
(最大8.5段)
詳細α1 II
詳細を見るicon
R5 Mark II
詳細を見る
Z8
詳細を見る
X-H2S
詳細を見る
OM-1 Mark II
詳細を見る
*m4/3:マイクロフォーサーズ,重量:バッテリーとカード含む,ISO感度:静止画の場合,

1位 α1 II(ILCE-1M2),SONY

α1 II( ILCE-1M2)

1位はSONYのフラッグシップモデルのα1 II

有効画素数は約5010万画素と積層型センサーを搭載するミラーレスカメラの中ではトップ。

高画素であるため、APS-Cクロップしても画素数は約2100万画素と十分な画素数を保持します。

電子ファインダーは約944万ドットと圧倒的に繊細。モニターは4軸のマルチアングルで、チルトとしてもバリアングルとしても使えるので、静止画撮影、動画撮影でも使いやすい。

ここまで高性能なのであれば、10年買い替え無しで使えそうです。(壊れなければ)

問題は価格だけ。現時点(2025年10月)のα1 IIの最安値は約79万円台です。価格も圧倒的ですね。

α1 II(ILCE-1M2)仕様詳細 SONY公式サイトicon

2位 EOS R5 Mark II, CANON

EOS R5 Mark II

2位はCANONのEOS R5 Mark IIです。

有効画素数約4500万の積層型センサーを搭載。鳥を認識する被写体認識を搭載し、プロキャプチャー(プリ連続撮影)も搭載しており、野鳥撮影では十分の機能が盛り込まれています。

APS-Cクロップでは約1730万画素となり、α1 IIと比べると若干物足りないかも。

重さはα1 IIと同等。現時点(2025年10月)のEOS R5 Mark IIの最安値は約53万円台です。

α1 IIは高すぎて手が届かないならば、EOS R5 Mark IIが選択肢に。

ちなみにCANON RFマウントには上位モデルのR1とR3が存在しますが、 R5 Mark IIよりも画素数が低いので今回は選択肢から除外しました。

EOS R5 Mark II 仕様詳細 CANON公式サイト

3位 Z8, NIKON

Z8

3位はNIKONのZ8。 メカシャッターを搭載しておらず、電子シャッターのみの撮影になるのが特徴。メカシャッターレスである分、スキャンレートは世界最速(発売当時)で、電子シャッター撮影で起こるローリングシャッターひずみを最小限に抑制しているとのこと。

有効画素数は4571万画素。EOS R5 Mark IIと同等。APS-Cクロップでは1936万画素を保持。

現時点(2025年10月)のZ8の最安値は約51万円台で、価格もEOS R5 Mark IIとほぼ同等ですが、重量が約910gとR5 Mark IIよりも重いので3位としました。

ちなみにNIKONのZマウントのフラッグシップモデルはZ9ですが、Z9の機能と性能はZ8とほぼ同等であり、価格面と大きさ重さを鑑みてZ9は今回は選択肢から外しました。

Z8 仕様詳細 NIKON公式サイト

4位 X-H2S, FUJIFILM

X-2HS

4位はFUJIFILMのX-H2S。APS-Cの積層型センサーを搭載するミラーレスカメラです。

APS-Cなので価格は1~3位のカメラと比べるとグッと下がります。最安値は28万円台(2025年10月時点)。

有効画素数は約2616万画素。1~3位のカメラと比べると低いですが、APS-Cミラーレスカメラの中では標準レベル。

センサーサイズが小さい分、レンズも比較的コンパクトで軽量の物が選べ、機材全体の重さを抑えることができます。

フルサイズカメラにこだわらないならば、X-H2Sも選択肢に。

X-H2S 仕様詳細 FUJIFILM公式サイト

5位 OM-1 Mark II

OM-1 Mark II

5位はOM SYSTEMのOM-1 Mark II。APS-Cよりもセンサーサイズが小さいマイクロフォーサーズ規格を採用するミラーレスカメラ。センサーは積層型センサー。

さらに本体の価格がグッと下がり、最安値は21万円台(2025年10月時点)。

画素数は約2037万画素とこれまで紹介したカメラの中では低画素なものの、小型のイメージセンサーなので、機材全体をコンパクトで軽量に抑えることができます。

またレンズもフルサイズカメラ用と比べると比較的安い傾向であるため、お財布にもやさしいです。

なるべくコンパクトで軽量の組み合わせにしたい、予算をなるべく抑えたい方にはOM-1 Mark IIがオススメ。

OM-1 Mark II 仕様詳細 OM SYSTEM公式サイト

まとめ

野鳥撮影を続けていると欲しくなってくる上級機種のミラーレスカメラ。

今回は、独断と偏見で野鳥撮影に最適な上級機種のミラーレスカメラベスト5選を調べてまとめてみました。

  • 1位 α1 II,SONY
  • 2位 EOS R5 Mark II, CANON
  • 3位 Z8, NIKON
  • 4位 X-H2S, FUJIFILM
  • 5位 OM-1 Mark II

カメラはカメラの性能が高くてもレンズの性能が低いとカメラの性能を十分に発揮できないので注意が必要です。

カメラの性能とレンズの性能はバランスが大事。予算オーバーにならないように気を付けましょう。

なお、レンズ交換式のカメラを使った経験が乏しい方が、いきなり高額なカメラやレンズを大人買いしてしまうのは危険です。使いこなせない可能性があるので。

遠回りになるかもしれませんが、コンデジもしくは安価なカメラやレンズを使って少しでもカメラ撮影の経験値を積んでから、購入を検討した方が良いかもしれません。

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