私がOMシステムのOM-D EM5 MarkⅢを買った理由の一つにプロキャプチャーモードがあります。
プロキャプチャーモードとは、シャッターボタンを半押してから撮影が開始され、シャッターボタンを全押ししてからさかのぼって最大14コマの画像を記録する機能のことです。
予測できない野鳥や動物の動きの瞬間について、シャッターチャンスを逃すことなく撮影することができます。
野鳥の飛び立つ瞬間を撮影することが可能です。
連写すりゃいいんじゃ・・・と思ってしまいますが、野鳥はいつ飛び立つか分かりませんから、飛び立つまで連写を続けていると、枝に止まったままの野鳥画像がSDカードにどんどんどんどんとたくさん溜まっていく羽目に。そしていったん連写を止めた瞬間に、飛び立ってしもた!てのはあるあるです。
そんな予測できない行動をする野鳥の撮影に便利な機能がプロキャプチャモード。
ただプロキャプチャーモードの機能は分かっても、どんな写真が撮れるのか知りたい方に、実写としてプロキャプチャーモードで撮影したカワセミの画像を、作例として紹介します。
プロキャプチャーモードの作例
今回撮ったのはカワセミのダイブの瞬間。天候も晴れていたので撮影環境としては好条件。
写真はトリミングしています。
ちゃんと飛び立つ瞬間が撮れました。
飛び立つ瞬間にシャッターボタンを押して連写撮影しても、人間の反射神経では、すでに枝からずいぶんと離れてしまっているはずです。
もちろん、私の反射神経では無理。プロキャプチャーモードのおかげ。
今回使ったレンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3です。
プロキャプチャーモードの設定方法と撮影方法
プロキャプチャーモードの設定方法と撮影方法は簡単。
設定方法と撮影方法を、以下説明します。
プロキャプチャーモードの設定方法
まずOM-D EM5 MarkⅢ本体の左側の上部にある連写・セルフタイマーボタンを押します。
モニターもしくはファインダーの下側に連写などの設定が表示されます。
十字ボタンで、「ProキャプチャーH」もしくは「ProキャプチャーL」を選択し、OKボタンを押せば設定完了。
「ProキャプチャーH」は最大30コマ/秒、「ProキャプチャーL」は最大10コマ秒になります。
プロキャプチャーモードの撮影方法
シャッターボタンを半押しし、野鳥(被写体)にピントを合わせ、半押しのままキープ。
野鳥が飛び立った時など、ここだ!の瞬間に全押しします。
これだけ。
これで人の反射神経では撮れないベストショットが撮れます!
プロキャプチャーモードの弱点
とまぁ便利なOM-D EM5 MarkⅢのプロキャプチャーモードですが、弱点もあります。
最大の弱点はバッテリーの電力の消費速度が、通常の撮影時よりも速いこと。
シャッターボタンを半押した状態ですと、ずっと撮影が続いているわけですから、電力も消費続けます。
なのでプロキャプチャーを多用していると、気づいたらバッテリーが切れた!ということもあります。
あと、暗い環境の撮影ですと、シャッタースピードが上がらず被写体ぶれを起こしていたりすることがあるので、シャッタースピードやISO感度の設定は慎重に。
プロキャプチャーモード実写のまとめ
プロキャプチャーモードで撮ったカワセミのダイブを紹介しました。
野鳥が飛び立つ瞬間などを激写したい人に便利なモードです。
反射神経の遅い私でもカワセミの飛び立つ瞬間を捉えることができました。
便利な機能ですが、被写体ぶれを起こさないように、シャッタースピードやISO感度の設定は慎重に行っておく必要があります。
ちなみにOM Systemの新型ミラーレスカメラOM-1は、プロキャプチャーモードがかなり進化しています。AF/AE固定ですと約120コマ/秒、AF/AE追従ですと約50コマ/秒。さかのぼって最大70コマの撮影が可能です!
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コメント
私も似たような機能のカメラを2年ほど使っています。嵌ってますね。
Canon M6mkII 300mm APS-C
RAWバーストモードという命名で、半押し0.5秒、深押し2.0秒
AF固定、AF追従、40~50コマ/秒ぐらいのバッファあり、SDはU3、class10
私のブログは、ほとんど、この機能を使ったものですので
暇な時にでも、参照してみてください。 丸山勇、69歳
では、また。
丸山さん、コメントありがとうございます!
私もこのOM-D EM5 MarkⅢを買って2年弱くらいなので、使用歴は同じくらいですね。
CANONにも同じような機能があるのですね。
ブログ拝見しました。
飛んでる瞬間がバッチリ撮れてますね!